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なぜ大規模なリアルタイムXR体験はまだ実現していないのか?
リアルタイムの大規模なXR体験がなぜなかなか一般的にならないのか?そして、それを実現する方法について知りたいすべての方へ

近年、より没入できるリアルタイムな3D体験への需要が急激に増えています。拡張現実(AR)やクラウドゲームといった影響を受ける市場の成長予測はさまざまですが、いずれにしてもこのチャンスの大きさは計り知れません。
クラウドゲーム市場:73億ドルから1,434億ドルに成長(2024年から2032年まで、年平均成長率46.9%)
3Dコンテンツレンダリング市場:44億ドルから232億ドルに成長(2024年から2033年まで、年平均成長率20%)
VR/ARアプリケーション:4,000億ドルから6,200億ドルに成長(2024年から2029年まで、年平均成長率9%)
メタバース市場:744億ドルから5,078億ドルに成長(2024年から2030年まで、年平均成長率37.7%)
これらの分野では特にARの進展が著しく、今後3年間でARユーザー数は約3倍に増加することが予測されています。

2028年までに、AR/VRユーザーは世界全体で2億600万人に増加する見込みです。ゲーム開発者の国際会議であるGDCの調査では、開発者の36%がVR/ARゲームの開発経験があると回答しています。
また、SlashDataの調査では、開発者の65%が分散クラウドソリューションに高い関心を抱いています。
主な課題
これらの機会の拡大と同時に、新しい没入体験を提供するための課題も浮き彫りになっています。特にリアルタイムで高品質な3Dコンテンツを提供することは、再生ボタンを押すだけでは実現できないからです。
大量の計算リソース:リアルタイムで3Dコンテンツをストリーミングするには、複雑なシーンを瞬時にレンダリングするための強力なGPUパワーが必要です。
低遅延:XR体験においては、没入感が非常に重要であり、わずかな遅延もその体験を大きく損なう可能性があります。そのため、グローバル規模での超低遅延ストリーミングが求められます。
専門性の不足:AWSやGoogle Cloudといった従来のクラウドプロバイダーは標準的なワークロードに適していますが、高品質でインタラクティブな3Dコンテンツのストリーミングを拡張しようとすると、持続的なパフォーマンスの問題に直面します。
クリエイターは、世界的な需要に対応するために、スケーラブルで高い信頼性のあるコンテンツレンダリングと配信ソリューションが必要としています。
Mawariがその答えです
Mawariは約10年にわたり空間コンピューティング分野を革新し、3Dコンテンツストリーミングのあり方を根本から見直すソリューションを構築しました。私たちのDePIN (分散物理インフラストラクチャネットワーク)は、GPUを分散させることで、レンダリング負荷を分散しています。
その結果、Mawariは以下のことを可能にします。
①ゲートキーパーなしでグローバル展開
従来の集中型クラウドシステムに依存することなく、Mawariの分散型ネットワークを通じてAWSやGoogle Cloudなどのゲートキーパーを気にせずに、リアルタイムの3Dストリーミングが可能です。
②帯域幅の制約を回避
完全にレンダリングされたシーンを配信するのではなく、ユーザーのデバイスでローカルにレンダリングされるオブジェクトデータをストリーミングします。このため、帯域幅使用量が大幅に削減され、どこにいても即座に応答性の高いユーザー体験が実現できます。
③継続的な稼働時間の確保
Mawariの分散型ネットワークは単一障害点のリスクを回避し、世界中すべてのグローバルノードでの稼働時間を確保します。その結果、あらゆるデバイスで中断なくコンテンツ配信が可能となります。
ひとことで言うと、Mawariはすべての重い処理を担うため、開発者は没入体験をグローバルに提供することに集中でき、コストも抑えられます。
すでに50以上のプロジェクトでMawariのソリューションが導入され、さらに多くの展開が進行中です。この信頼性あるソリューションで、市場に向けたアクションの準備も万全です。
あなたの役割は?
Mawariは現在の空間ストリーミングの需要に応えるだけでなく、未来に向けたインフラの構築にも注力しています。そして、その旅にあなたも参加できます!
あなたもMawariコミュニティの一員となって、今までにない没入体験を楽しみましょう。
開発者の方へ
MawariのSDKを使用して3Dコンテンツ開発を効率化しましょう。Mawari SDKを使うと、クラウドベースのレンダリングと配信を既存のアプリケーションや体験に簡単に統合できます。
主な機能には以下のものが含まれます。
リアルタイムのインタラクティブグラフィックス:レイトレーシングやオブジェクトストリーミングによる高度な3Dコンテンツ
スケーラビリティと効率性:クラウドレンダリングとストリーミングによりスケーラビリティとコスト効率が向上
低遅延ストリーミング:高度な圧縮と適応型ストリーミングによるストレスのないスムーズなユーザー体験
主要プラットフォームとの互換性:Magic Leap 2、Quest、Qualcomm® Snapdragon Spacesなどの主要XRプラットフォームや、UnityやUnreal Engineなどの3Dエンジンと簡単に統合可能
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